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2025年1月6日

注文住宅を建てるなら知っておきたい!耐震構造と地震対策の基礎知識

注文住宅を建てる際、最も重要な検討事項の1つは、地震に対する安全性です。
大切な家族と過ごすマイホームだからこそ、地震に強い家づくりは譲れないポイントと言えるでしょう。
この記事では、注文住宅における耐震構造と地震対策の基礎知識を分かりやすく解説します。

注文住宅の耐震構造:地震に強い家づくりのための基礎知識

1:耐震等級:安心の指標

注文住宅の耐震性を評価する上で、欠かせないのが「耐震等級」です。
これは、地震に対する建物の強さを数値で示した指標で、1~3の3段階に分類されます。
等級が上がるほど、より強い地震にも耐えられる構造となります。
具体的には、耐震等級1は、既存の建築基準法で定められた最低限の基準を満たすレベルです。
等級2は等級1の1.25倍、等級3は1.5倍の耐震性を有します。

2:耐震等級と地震の規模

では、それぞれの等級は、どの程度の地震に耐えられるのでしょうか。等級1は震度6強程度の地震にも倒壊・崩壊しない強度を備えています。
等級2はさらに強い揺れにも耐え、等級3は、それらを大きく上回る地震力にも対応できる設計です。
等級を選ぶ際には、建物の規模や所在地の地震リスクなどを考慮する必要があります。

3:長期優良住宅との関係

耐震等級と密接に関わっているのが「長期優良住宅」制度です。
一般的な住宅では、耐震等級2以上が長期優良住宅認定の要件となるケースが多いです。
長期優良住宅は、優れた耐久性や耐震性を有し、維持管理が容易な住宅として国が認定する制度です。
長期的な視点で住宅を検討するなら、耐震等級の高い住宅を選択することは、経済的にも、安心面からも大きなメリットとなります。

地震に強い家を実現する3つの構造:耐震、制震、免震

1:耐震構造:揺れに抵抗する

耐震構造は、建物の骨組みを頑丈にすることで、地震の揺れに抵抗する構造です。
柱や梁、壁などを強固に連結し、地震力に対抗します。
最も一般的な方法であり、コストパフォーマンスに優れています。
しかし、地震による揺れを完全に防ぐことはできないため、家具の転倒対策などは必要になります。

2:制震構造:揺れを吸収する

制震構造は、建物の揺れを吸収・軽減する仕組みを取り入れた構造です。
ダンパーなどの制震装置が、地震の揺れを吸収することで、建物の損傷を抑制します。
耐震構造に比べて初期費用は高くなりますが、地震による被害を大幅に軽減できるため、安心感が高まります。

3:免震構造:揺れを遮断する

免震構造は、建物と地盤の間に免震装置を設置し、地震の揺れを建物に伝わりにくくする構造です。
高層建築物などに多く採用されていますが、一戸建てへの導入も増加傾向にあります。
高い費用が求められますが、地震による揺れを大幅に軽減し、建物へのダメージを最小限に抑えることができます。

まとめ

注文住宅における地震対策は、耐震等級の選択と、耐震・制震・免震構造の理解が重要です。
それぞれの構造にはメリット・デメリットがあり、費用も大きく異なります。
ご自身の予算や、住む地域のリスク、そして何より家族の安全性を最優先に考え、最適な方法を選択することが大切です。
安心して暮らせる、理想のマイホームを実現しましょう。

当社では、豊富な施工事例をもとにエコ住宅やペット共生住宅など、多様なライフスタイルに対応した家づくりを提案しています。
特に吹き抜けや庭付きの家など、デザイン性と実用性を兼ね備えた空間設計が特徴ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。