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2024年5月20日

基礎断熱で後悔しないために!知っておきたい事前情報と対策

住宅の快適性を大きく左右するのが断熱性能です。
中でも基礎断熱は、室内環境の質を格段に向上させられる重要な要素の一つとされています。

しかし、施工後に「もっと早く知っておけば」と後悔する声も少なくありません。
本記事では、基礎断熱の基本知識から、後悔を避けるためのポイントまでを解説します。
これから基礎断熱を検討されている方はもちろん、家づくりに関心のあるすべての人にとって、有益な情報を提供します。

□基礎断熱とは?床下断熱との違いは何?

基礎断熱について理解を深めるためには、まずその定義と床下断熱との違いを明確にすることが重要です。
基礎断熱とは、住宅の基礎部分を断熱材で覆うことにより、室内の温度ムラを減少させ、空調効率を高める工法のことを指します。
特に寒冷地での住宅において、その効果は大きく期待されています。

1:メリットの掘り下げ

基礎断熱は、室内の快適性の向上に大きく寄与します。
具体的には、床からの冷気の侵入を防ぎ、足元から温かい環境を保てるため、冬場の寒さ対策に非常に有効です。
床暖房を設置せずとも、冬は床下に20℃前後の空気がまわることで床がヒヤっとしません。

2:施工方法の解説

基礎断熱には、主に基礎の外側に断熱材を貼る外断熱、内側に貼る内断熱、そして両側に貼る両側断熱の3つの方法があります。
基礎外断熱は、コンクリートの熱伝導率を考慮し、外気温の影響を受けにくくすることで、断熱効果を最大限に引き出せるとされていますが、白アリリスクも高いため慎重な判断が必要です。
サトー住販では、基礎内断熱を採用しています。

3:床下断熱との比較

床下断熱は、1階の床下に断熱材を敷き詰める方法で、施工が容易で人工手間は減らせますが、断熱材の材料は基礎内断熱より多くかかります。
断熱効果の観点からは、基礎断熱の方が高い性能を発揮するといわれています。

□基礎断熱施工後の後悔を防ぐために

基礎断熱を施工する際には、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
施工後に後悔しないためには、メリットだけでなく、デメリットにも目を向け、対策を講じることが重要です。

1:湿気問題とその対策

基礎断熱では、基礎内部が密閉されやすくなるため、湿気がこもりがちです。
これを防ぐためには、建物内の換気を適切に行うことが重要です。
特に、新築直後の1〜2年間はコンクリートからの水分が抜けるため、湿気による結露等のリスクが高まります。
サトー住販では、基礎内に1種換気システムの本体を設置し、吸気を床下に放つので湿気リスクを減らしています。

2:シロアリ対策の必要性

基礎内断熱+1種換気システムを採用する場合、床下がカラカラに乾燥するような仕組みですので、シロアリが好むジメジメした環境とは真逆の環境になります。
サトー住販では、基礎内断熱の他、基礎内防蟻処理された土台・壁パネルを使用することでシロアリ対策をしています。

□まとめ

基礎断熱は、住宅の快適性とエネルギー効率を大幅に向上できる工法です。
しかし、その施工には湿気等の問題への対策が必要です。
今回解説したポイントを押さえることで、基礎断熱施工後の後悔を最小限に抑え、より快適な住環境を実現可能です。
家づくりを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。