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2024年7月4日

断熱等級の全貌と高断熱住宅の魅力を徹底解説

快適で健康的な暮らしを実現したいあなたへ。
エネルギー効率の高い住宅は、光熱費の削減だけでなく、健康的な生活環境の確保にも大きく貢献します。

この記事では、断熱等級の仕組みや最新情報を詳しく解説し、具体的なメリットを紹介します。
断熱等級を理解することで、住環境の改善とコスト削減に役立てましょう。

□断熱等級の概要と最新基準

断熱等級は、住宅の省エネ性能を示す等級のことです。
国土交通省が定めたもので、住宅の断熱性能を7段階に分類しています。
2022年10月1日からは、戸建て住宅に新たに等級6、7が導入され、全7段階となりました。

それぞれの等級には、必要な断熱材の仕様が定められており、高い等級になるほど、より高い断熱性能が求められます。

*断熱等級の7段階

断熱等級は、以下の7段階に分類されます。

等級7:2022年10月1日施行
暖冷房にかかる一次エネルギー消費量をおおむね40%削減可能なレベルの性能です。

等級6:2022年10月1日施行
暖冷房にかかる一次エネルギー消費量をおおむね30%削減可能なレベルの性能です。
※弊社の標準仕様は、コストバランスを考慮し、断熱等級6です。
 断熱等級7にしたい場合も窓をすべて樹脂トリプルガラスにすることで実現できます。

・等級5:2022年4月1日施行
断熱等性能等級4より上位の「ZEH(ゼッチ)基準」相当が断熱等性能等級5になります。
断熱材や窓ガラスなどは、断熱等性能等級4以上に高いレベルの断熱が必要です。 
2025年4月~は、等級5が住宅の断熱性能義務基準になります。

・等級4:1999年制定
「次世代省エネ基準」といわれます。
壁や天井だけでなく、開口部(窓や玄関ドア)なども断熱が必要です。

・等級3:1992年制定
通称「新省エネ基準」といわれます。
一定レベルの省エネ性能を確保します。

・等級2:1980年制定
40年前の基準なので省エネのレベルは低いです。

・等級1:上記以外

*断熱等級と断熱材仕様

各等級で求められる断熱性能は異なります。
断熱等級が高くなるほど、より高性能な断熱材を使用する必要があります。
例えば、断熱等級4では、壁や天井だけでなく、窓や玄関ドアなど、開口部にも断熱材が必要となります。

一方、断熱等級6、7では、さらに高性能な断熱材を使用し、より高い断熱性能が求められます。

断熱性能等級4~7の違い(4地域) 山形、寒河江など

画像出典:YKK AP/省エネ上位等級の新設で、家づくりが変わる。 断熱4区域に改変

□断熱等級が高い住宅のメリット

断熱等級の高い住宅は、快適な室内環境を実現するだけでなく、健康改善や光熱費削減など、多くのメリットがあります。

1:快適な室内環境

高断熱住宅は、外気の影響を受けにくいため、冬は暖かく、夏は涼しい室内環境を実現できます。
室温が安定することで、エアコンの使用時間を減らせて、電気代の節約にもつながります。

また、温度差によるストレスを軽減し、快適な睡眠にも役立ちます。

2:健康改善

高断熱住宅は、室温が安定しているため、健康改善にも効果が期待できます。
温度差による体の負担を軽減することで、ヒートショックのリスクを減らせます。

また、室内の湿度も安定しやすいため、アレルギー症状の緩和にもつながります。

3:光熱費削減

断熱性能が高い住宅は、暖房や冷房の効率が向上し、光熱費を大幅に削減できます。
特に、冬場の暖房費の削減効果は大きく、電気代やガス代を大幅に節約できます。

4:新築・リフォーム費用の補助金

断熱等級の高い住宅は、新築やリフォームの際に、補助金を受けられる場合があります。
国や自治体から、省エネ性能の高い住宅に対する補助金が提供されているため、高断熱住宅の建築費用を抑えられます。
2024年度であれば、国の支援策として、子育てエコホーム支援事業にて長期優良住宅仕様ですので100万円、
もしくは、ZEH+補助金 100万・125万の助成制度があり、弊社では積極的に活用しています。

□まとめ

断熱等級は、住宅の省エネ性能を示すもので、高い等級ほど、より高い断熱性能が求められます。
高断熱住宅は、快適な室内環境、健康改善、光熱費削減、補助金などのメリットがあります。

断熱等級を理解することで、住環境の改善とコスト削減を実現できます。
快適で健康的な暮らしを実現するため、断熱等級について理解を深め、住まい選びの参考にしてください。