土間収納は、生活空間を快適にする人気の収納スペースです。
しかし、設計段階での検討不足や、収納方法の誤りによって、せっかく作った土間収納が使いづらく、後悔するケースも少なくありません。
この記事では、土間収納でよくある失敗例とその対策を5つ紹介することで、失敗を防ぎ、理想の土間収納を実現できるようサポートします。
□土間収納は失敗しやすい?
土間収納は、玄関とリビングの間に設けられることが多い収納スペースです。
靴やベビーカー、アウトドア用品など、普段使いのものを収納するのに便利で、リビングをスッキリとさせる効果もあります。
しかし、土間収納は適切に設計しないと、使い勝手が悪くなってしまい、結果的に後悔してしまう可能性も秘めているのです。
*そもそも土間収納が必要なかった
「とりあえず土間収納を作ってみよう」と、収納するものを決めずに作ってしまうと、後から「収納スペースが無駄だった」と感じるかもしれません。
特に、収納するものが少ない場合は、クローゼットや納戸など、他の収納スペースで代用できる可能性もあります。
*収納が狭すぎて使いづらかった
土間収納に収納するものを事前にリストアップせずに、なんとなくで広さを決めてしまうと、収納スペースが狭くて使いづらいと感じることがあります。
収納する物の量や大きさを考慮して、適切な広さを確保しましょう。
□土間収納で失敗しないための5つのポイント
土間収納を失敗なく実現するためには、設計段階から様々な対策を検討することが重要です。
ここでは、後悔しないための5つのポイントをご紹介します。
1:収納する物をリストアップする
土間収納に収納するものをリストアップすることで、必要な収納スペースの広さや、収納方法を具体的に検討できます。
収納する物の量や大きさ、種類などを考慮し、最適な収納プランを立てましょう。
例えば、ベビーカーやアウトドア用品など、今後収納する可能性のあるものもリストアップしておくと、将来の収納スペース不足を防ぐことができます。
2:扉やロールカーテンをつける
土間収納は、玄関から丸見えになる場合もあります。
プライバシーを守るためにも、扉やロールカーテンを設置することをおすすめします。
扉は、開き戸よりも引き戸の方がスペースを有効活用できます。
ロールカーテンは、手軽に設置でき、収納スペースをスッキリと見せる効果もあります。
3:湿気対策をする
土間収納は、外気の影響を受けやすく、湿気がこもりやすい場所です。
湿気対策をしないと、カビが発生したり、収納物が傷んだりする原因になります。
換気扇の設置や、除湿剤の使用など、適切な湿気対策を行いましょう。
換気扇は、土間収納の壁や天井に設置することができます。
除湿剤は、湿気を吸収し、乾燥した状態を保つ効果があります。
4:照明やコンセントをつける
土間収納に照明やコンセントを設置することで、使い勝手が向上します。
照明があれば、暗い場所でも安全に収納物を出し入れできます。
コンセントがあれば、電動自転車や電動工具などの充電に便利です。
また、土間収納で作業をする場合にも、照明やコンセントがあると便利です。
5:稼働棚を設置する
稼働棚は、棚の高さを調整できるため、収納する物の高さに合わせて棚の位置を変更できます。
収納する物の大きさや形状が変わっても、柔軟に対応できます。
また、稼働棚は、収納スペースを有効活用できるため、狭い土間収納でも多くのものを収納できます。
□まとめ
土間収納は、生活を快適にする便利な収納スペースですが、適切な設計と収納方法を検討しないと、後悔する可能性があります。
この記事で紹介した5つのポイントを参考に、失敗のない土間収納を実現しましょう。
収納する物のリストアップ、扉やロールカーテンの設置、湿気対策、照明やコンセントの設置、稼働棚の設置など、設計段階から様々な対策を検討することで、使いやすく、快適な土間収納を作ることができます。